15年間ずっとレジ打ちをやっていました・・・⇒それが『リソース』です!

リソースってやっぱり自分の目には映らないもんなのよねぇ~

TBS系ドラマ「ユニコーンに乗って」

好きで観ています。
(今期見ているのはこのドラマだけかも)

永野芽郁さん演じる成川佐奈が、

自身の経営するスタートアップ企業『ドリームポニー』で仲間たちと奮闘するドラマです。

先日、第6話の放送がありました。

ドラマの主軸はもちろん

佐奈達の成長や
開発している教育アプリのあれこれなんですが、

今回は奥貫薫さん演じる佐奈の母親、
成川美佳子にスポットが当たります。

セルフレジ導入に伴う人員削減。

いわゆるAI失業で、
佐奈のお母さんが仕事をクビになってしまいます。

(レジ打ち担当で15年も勤めてたのに・・・)

佐奈の家庭環境は少し複雑で、

佐奈と同じ様に会社を経営していた彼女の父親が事業に失敗し、多額の借金を抱えて家を出てしまいます。

それが元で、母親の美佳子がレジ打ちの勤めに出て、

女手一つで、それからず~っと佐奈と妹の2人姉妹を育ててきたのです。

シングルマザーが子供を2人育てるというのは、想像するだけでも大変なのが分かります。

日々の暮らしだけでもいっぱいいっぱいで、

仕事の為に、

「資格取得だ」
「キャリアアップだ」

なんて、ある意味、悠長な事は言ってられなかったでしょう。

(ここで「いや、それでも時間見つけて少しずつでも勉強できたでしょ?」「やってる人はいますよ?」「私はできましたけどね」なんて変なマウント要らないですから)

クビになってしまって、佐奈の妹の進学費用が払えなくなってしまうかも?

という事態に直面しても投げやりにならないお母さん。

諦めず企業の採用面接に赴きます。

(以下、面接シーンでのやり取り)

担当者A:レジ打ちを、15年・・・?

母:はい。続けてきました。

(担当者、顔を見合わせ、困惑)

担当者B:他に何か資格はありませんか?

母:資格・・・。資格は・・・・。

えぇ~、こいつ、レジ打ちしかしてこなかったのかよ?

しかも他に何の資格も持ってないのかよ~?

企業担当者のそんな困惑顔が、

視聴者を

「あぁ~・・・」

という残念な気持ちにさせます・・・。

で、以下、ネタバレ。








再就職先、

ちゃんと見つかります!

NTSクリーンハウスという

家事代行サービス(家政婦さんサービス)の会社です。

(以下、採用後の事務所でのやり取りの抜粋)

母:どうして私を採用に?

担当者:お子さんを2人も育てられたんですよね?それはもう、とてつもない戦力です。

母:え?

担当者:成川さんの力を必要とするご家庭がたくさんあります。是非、力を課して下さい。

そう!

ここがポイントなんですよ!

意外と人は、

自分がやってきた事の凄さ、凄み、凄まじさを全く認識せずに(気が付かずに)に生きてしまっているんです。

このお母さんがやってたのは「15年のレジ打ち」じゃないんです!

15年間、レジ打ちの仕事で2人の子供をきちんと育て上げた事

これをやってのけたんです!!

これが佐奈のお母さんのリソースなんです。

全てがリソースである。

働きながら15年間、

家事育児をこなしてきた事によって培われたリソースが、

佐奈のお母さんの人生を新たに大きく花開かせる事でしょう。

こうしたリソース、

私が実施しているリソースコンサルティングでガッチリ見つかるんですが、

とは言え。

今回の佐奈のお母さんがそうであった様に、

ほとんどの人が残念ながら自分で自分のリソースは見えない(目に映らない)んですね~。

一生懸命考えて

「これだ!」

と自分で思いついたものも、私からしたら、

「いやいや、もっとほかに凄いのあるでしょ?」

「何で気づかないの?」

とビックリします。

自分の目で自分自身の姿を直接見れないのと似ていますね。

(鏡を通せば見えますが、それはあくまで鏡に映った姿であり、自分自身の実物ではないのですね)

リソースを見つける確かな方法は、

メタ的視点で、

自分がやってきた事を客観的かつ
リフレーミングして観る事。

これができないからこそ、

自分のリソースに自分で気が付くのは至難の業でもあるのですね。

そこは、

リソースコンサルが有効に
成果を発揮しますけど

この手法の
一番大切な部分は

メタ的目線
×
リフレーミング
×
リソース思考

自分の能力と未来をどれだけ肯定的な目線で見れるか?

だから、リソースが見つかり、そこから真の強みが生まれるんです。

この部分ができていないと、

無理のあるただのポジティブシンキングになってしまい、
状況がより悪くなっていってしまいます。

(その理由はまた改めて)

そういう意味で言えば、

リソースが分かると、真の強みが生まれ、

そこから無理のない自然体でのポジティブシンキングに

勝手になっていく。

そんなイメージ。

ドラマでは佐奈のお母さんは佐奈に紹介された会社を受けていましたが、

もし自分のリソースに気づけていたら、

落ち込む事無く、ラクに再就職が決まっていたでしょう。

自分のリソースが分かる事って、

「勝手に」「自然に」「ムリなく」

流れに乗っていく事に繋がるんですね。

投稿者プロフィール

小澤 祐介
小澤 祐介おざわゆうすけ
2006年、行政書士として開業。

その後、心理カウンセリング、各種セラピー等を学び、2011年頃よりメンタルセラピストとしての活動を開始。

現在は書士&セラピスト業に加え、カウンセラー、セラピスト、占い師等の開業やネット集客のサポートを行う。

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